日本防菌防黴学会

学会のご案内

関連情報

  • English

日本防菌防黴学会誌

Vol.48,No.10 (2020)

表題:
建築物の空気関連の微生物汚染と対策等
[8]クールチューブにおける微生物汚染と抑制対策
著者:
柳 宇(工学院大学 建築学部 教授)
掲載:
日本防菌防黴学会誌,Vol.48,No.10,pp.541−546(2020)

空気搬送系の省エネルギは,ZEB(Net-Zero Energy Building)の実現において極めて重要であり,外気負荷の低減方法の一つとしてクール/ヒートチューブがしばしば用いられている。しかし,クールチューブの場合,その内部で結露するため,微生物が増殖し,それによる室内空気質への影響が懸念されている。省エネルギと空気質の確保の両立が重要な課題となっている。本報は,空調空気搬送経路としてのクールチューブ,クールチューブ内の温湿度環境,クールチューブ内の細菌叢と真菌叢,クールチューブ微生物汚染の対策方法について述べるものである。とくに,次世代シーケンサーを用いたクールチューブ内の細菌叢と真菌叢の解析に関する部分は本邦初めて報告された研究成果である。

Key words:
Cool tube(クールチューブ)/Bacterium(細菌)/Fungus(真菌)/Microbiome(マイクロバイオーム)/Contamination status(汚染実態)/Control method(対策方法).