日本防菌防黴学会

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ご挨拶

会長就任に当たって

元近畿大学 坂上 吉一

2015年6月1日より2017年5月31日に引き続き、6月1日から2年間、本学会の会長を継続して務めることになりました。微力ではございますが、前回に引き続き、職責を果たすために私のなし得る最善の努力を尽くす所存でございますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

本学会は、学術分野別には、医学、歯学、薬学、獣医学、理学、工学、農学、生活科学等の自然科学系の各分野から、また、所属機関別には、公設研究機関、企業、大学、保健所、病院等の諸機関から、幅広く研究者、技術者が参加する学際的な組織として、1973年5月29日に「日本防菌防黴研究会」として発足しました。そして、2年後の1975年に「日本防菌防黴学会」と改称し、現在に至っております。

本学会は、微生物制御を中心として、防菌防黴に関わるあらゆるテーマに取り組んで参りました。すなわち、衣・食・住など我々の生活環境、医療環境、介護環境、各種製造環境、さらには様々な生活資材(materials)を、有害微生物から守ることを使命として、科学・技術の発展に努めて参りました。

新規の研究開発の成果は、年次大会等の場で発表され、さらにその成果の一部は、日本防菌防黴学会誌(Journal of Antibacterial and Antifungal Agents、年12冊)、乃至 Biocontrol Science (年4冊)に原著論文として掲載されます。近年、日本防菌防黴学会誌がとみに充実し、また、Biocontrol Scienceの Impact factor が0点台から1.312(2013年度実績)にまで上昇しましたことは(残念ながら、その後1.0を割っておりますが)、関係各位のご尽力の賜物と深く感謝申し上げる次第でございます。

本学会はまた、研究開発の討論の場や技術情報の発信の場を提供することによって、会員および社会に対する貢献にも力を入れております。特に年次大会をはじめとして、微生物学実験講座、GMPとバリデーションをめぐる諸問題に関するシンポジウム、微生物制御システム研究部会、女性研究者の会などの学術講演会は、年間を通して随時企画・開催されております。

本学会の今後なお一層の発展のためには、何よりもまず会員の拡充が必須条件と考えます。本学会の会員は主として3つの分野、すなわち大学、公的機関、および産業界に所属しておられます。中核となるこれら三本の柱を中心とする社会的貢献可能な充実した諸事業の展開こそが会員の拡充につながるものと確信しております。

そのためには、三本の柱より選出された役員・評議員・各種委員会委員をはじめ、全会員が心を一にして、本学会の使命、特に会則第4条に定められている目標に向かって邁進する力強い意気込みと実践力が必要不可欠であると考えます。

微生物制御に関する社会的に有用な科学的知見や技術を永続的に情報発信していくことこそが、学会をより一層魅力のあるものとし会員の総数を増やすことに繋がると確信し、精一杯頑張っていく所存であります。人間は、たった一人ではほとんど何事もなしえませんが、相互の紐帯を深め協力して取り組めば、きっと確実に大きな成果が得られると確信いたします。

最後に今一度申し上げたいことでございますが、本学会の今後益々の発展のために精一杯努力していきたいと考えておりますので、全幅のご協力ならびにご尽力のほど、よろしくお願い申し上げます。

以上、簡単ではございますが会長就任の挨拶とさせて頂きます。

2017.06.01