日本防菌防黴学会

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日本防菌防黴学会誌

Vol.46,No.4 (2018)

表題:
環境水からのレジオネラ・宿主アメーバ検出とその制御[1]
はじめに
著者:
枝川亜希子(大阪健康安全基盤研究所 衛生化学部 生活環境課)
掲載:
日本防菌防黴学会誌,Vol.46,No.4,pp.177−178(2018)

レジオネラ症の患者数は,年々増加傾向にある。近年は散発事例が続いていたが,2017年に広島県の入浴施設において日本国内で2番目に大きい集団感染が発生した。 レジオネラ症は,ヒトからヒトへの感染は報告されていない。そのため,レジオネラ症を防止するためには,感染源となる環境中のレジオネラ属菌生息状況を正確に把握し,それぞれの水環境に適した衛生対策を講じることが公衆衛生上重要である。
そこで,「環境水からのレジオネラ・宿主アメーバ検出とその制御」と題した講座を開講し,専門の先生方に解説いただく。第1回目は,レジオネラの概要について解説すると共に,本講座2回目以降の項目について紹介した。

Key words:
Legionella spp.(レジオネラ属菌)/Free-living amoebae(自由生活性アメーバ).