日本防菌防黴学会

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日本防菌防黴学会誌

Vol.51,No.5 (2023)

表題:
食の安全・安心科学−食品製造現場・食品にかかわる微生物汚染とその対策−
[19]閉講にあたって
著者:
谷口 暢(サラヤ(株)・丹後フーズ(株))
掲載:
日本防菌防黴学会誌,Vol.51,No.5,pp.241−242(2023)

コロナ禍においても,消費者が求める「食の安全・安心」に対する関心は益々高まっている。厚生労働省はすべての食品製造業者に対してHACCP(Hazard Analysis and Critical Control Point:危害要因分析重要管理点)制度を義務化(2021年6月1日)した。加えて,食品製造業者によっては,国際標準化機構(International Organization for Standardization)の品質マネジメントシステムISO9001や一般社団法人食品安全マネジメント協会(Japan Food Safety Management Association)のJFS規格などの自主的導入によって,食品の衛生・安全性や品質の管理,さらに,完全なトレーサビリティシステム(Traceability system)の構築を目指している。この機会に,HACCPとトレーサビリティについて概説する。

Key words:
Food safety and security(食の安全・安心)/Food sanitation(食品衛生)/Quality management(品質管理)/HACCP(ハサップ)/Traceability(トレーサビリティ).