日本防菌防黴学会

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日本防菌防黴学会誌

Vol.49,No.12 (2021)

表題:
食品製造現場における食品衛生7S(整理・整頓・清掃・洗浄・殺菌・躾・清潔)の実践的な活用 [9]食品衛生7Sとマネジメントシステム
著者:
鈴木厳一郎(フードクリエイトスズキ(有))
掲載:
日本防菌防黴学会誌,Vol.49,No.12,pp.613−617(2021)

食品衛生7S(整理・整頓・清掃・洗浄・殺菌・躾・清潔)は,それぞれの活動をマネジメント(運営管理)することで,その目的である「微生物レベルの清潔さ」をより効果的に達成できる。マネジメントとは,PDCAによる管理,つまり計画,実施,チェック,改善のサイクルをまわすことである。自社の衛生管理に関するルールを定め,定めたルールに従って全員が実施し,結果が適切かを科学的に評価した上で必要な改善に取り組むことで,製品クレームや事故の防止だけでなく,従業員の意識向上やコスト削減など,会社全体の管理レベルの向上につながる。本講座では,ISOのマネジメント規格のフォーマットであるAnnexSLを取り上げ,食品衛生7Sをマネジメントする際の考え方や事例についてまとめる。

Key words:
Food hygiene 7S(食品衛生7S)/Revised food hygiene law(HACCP制度化)/Prerequisite Programs(一般衛生管理)/Microorganisms Level of cleanliness(微生物レベルの清潔)/management(マネジメント)/management- system(マネジメントシステム)/ISO/ISO22000/FSSC22000.