日本防菌防黴学会

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日本防菌防黴学会誌

Vol.49,No.3 (2021)

表題:
食品製造現場における食品衛生7S(整理・整頓・清掃・洗浄・殺菌・躾・清潔)の実践的な活用
[4]食品衛生7Sの定義「ドライ」
著者:
岡村善裕((株)ライモック 代表取締役)
掲載:
日本防菌防黴学会誌,Vol.49,No.3,pp.149−155(2021)

飲食店の厨房や食品工場で作られる食品の品質には,食中毒や異物混入による健康被害を起こさないために,「衛生管理」が重要な項目となる。その食品の衛生管理を行う上で,食品衛生7Sの整理・整頓・清掃・洗浄・殺菌・躾・清潔の実行が大切である。ドライは,食品衛生7Sの中にはないが,食品の衛生管理を行う上で重要なキーワードである。ドライ化の定義は,水を使用しないことではなく,「不要な水(湿気)のない状態にする」ことである。そして,ドライ化は,「微生物制御」による食中毒などの健康被害を引き起こすリスクを軽減できる。また,ドライ化による作業環境の改善は,衛生面だけなく,作業効率も上がる。食品衛生7S活動に取り組んでいる食品等事業者はドライ化も実践し,効果を上げており,多くの食品等事業者において,ドライ化に取組むことが望まれる。

Key words:
HACCP/食品製造現場/食品工場/食品衛生7S/ドライシステム/ウエットシステム/微生物制御/作業環境改善.