日本防菌防黴学会

学会のご案内

関連情報

  • English

日本防菌防黴学会誌

Vol.48,No.4 (2020)

表題:
室内環境におけるかび対策
著者:
李 新一((株)衛生微生物研究センター)
掲載:
日本防菌防黴学会誌,Vol.48,No.4,pp.165−167(2020)

細菌とかびはどちらも肉眼で見えないほど小さい生物(微生物)であり,試験操作をはじめ同様の扱いを行うことも多いが,生物としては大きな違いがあり,増殖形態にも大きな差がある。本解説では我々の生活環境の中でも特に室内環境でのかび発生やその対策について解説を行う。具体的な方法論や対策に用いる薬剤の選択について解説するのではなく,室内環境においてかび発生に寄与するポイントとして温度,水分について解説を行っていく。また,かびが発生する期間(時間)について,かび発生対策や除去に与える影響を解説していく。

Key words:
Indoor environment(室内環境)/Relative humidity(相対湿度)/Fungal growth(かび発生)/Antifungal agent/Fungicide(防かび剤)/Material(基質).