日本防菌防黴学会

学会のご案内

関連情報

  • English

日本防菌防黴学会誌

Vol.47,No.12 (2019)

表題:
ここまできている微生物試験迅速化技術
[3]励起蛍光法による浮遊菌のリアルタイム計測
著者:
川越信幸(ニッタ(株))
掲載:
日本防菌防黴学会誌,Vol.47,No.12,pp.527−531(2019)

これまでの培養法に比べ迅速に環境浮遊微生物の検査・モニタリングを可能にする,励起蛍光法を用いたリアルタイム浮遊菌カウンタ(BPC:Bio Particle Counter)について,用途例,応用例を上げて説明する。励起蛍光法とは,従来の光散乱法による微粒子からの散乱光の検出と併せて,UVレーザーを用いて,微生物が持つ代謝物質の自家蛍光を検出し,一つ一つの粒子から得られるこれら散乱光と蛍光の特性から,微生物・非微生物を識別する微生物迅速検査法(RMM:Rapid Microbiological Methods)であり,パーティクルカウンタと同様にリアルタイム・連続に使用でき,環境浮遊微粒子・微生物の数を測定できる。

Key words:
Viable particle(微生物粒子)/Rapid microbiological method(微生物迅速測定法)/Clean room(クリーンルーム)/Contamination control(コンタミネーションコントロール)/Environment Monitoring(環境モニタリング).