日本防菌防黴学会

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日本防菌防黴学会誌

Vol.42,No.12 (2014)

表題:
ドラッグデリバリーシステム[1] ドラッグデリバリーシステム(DDS)の基礎
著者:
大矢裕一(関西大学化学生命工学部),横山昌幸(東京慈恵会医科大学 総合医科学研究センター)
掲載:
日本防菌防黴学会誌,Vol.42,No.12,pp.697−700(2014)

ドラッグデリバリーシステム(Drug Delivery System(s); 略してDDS)についての概要と,本稿を含めて10章からなる本講座「ドラッグデリバリーシステム」の内容の紹介である。DDSとは何であるかの定義の説明から始まり,DDSを構成する3つの方法論(吸収改善,コントロールドリリース,ターゲティング)を短く説明する。次に,これまでのDDS研究の歴史と扱かってきた領域についてまとめた後,今後発展が予想される新しい二つの方向(細胞内・遺伝子デリバリーとイメージング)について解説する。

Key words:
Absorption enhancement(吸収改善)/ Controlled release(コントロールドリリース)/ Targeting(ターゲティング)/ Sustained release(徐放)/ Theranostics(セラノスティクス).