Vol.42，No.12 (2014)

表題：

バイオフィルムを形成したPseudomonas putidaに対する次亜塩素酸ナトリウムの除去及び殺菌効果（短報）

著者：

森松和也（愛媛大学 農学部 施設生産システム学コース 流通工学研究室），田中那奈（九州大学大学院 生物資源環境科学府），濱中大介，内野敏剛，田中史彦（九州大学大学院 農学研究院）

掲載：

日本防菌防黴学会誌，Vol.42，No.12，pp.647−650（2014）

Pseudomonas putidaが形成したバイオフィルムに対する次亜塩素酸ナトリウムの洗浄効果について調査した。次亜塩素酸ナトリウム処理により付着表面のバイオフィルムの一部の除去を行うとともにバイオフィルム内の微生物の殺滅も可能であった。しかしながら，有効塩素濃度やpHを調整してもバイオフィルムの完全な除去は難しいことが明らかとなった。

Key words：

Sodium hypochlorite（次亜塩素酸ナトリウム）/Adherent（付着）/Pseudomonas putida/Biofilm（バイオフィルム）．