日本防菌防黴学会

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防菌防黴誌(和文誌)

Vol. 40, No.8 (2012)



表 題 医食住のマイコトキシン[6]
マイコトキシンの健康被害 4-3)その他の毒性
著 者 高橋美和(国立医薬品食品衛生研究所 病理部)
掲 載 防菌防黴,Vol.40,No.8,pp.529-534(2012)

マイコトキシンの毒性は急性毒性と慢性毒性に大別されるが,近年では微量のマイコトキシンを長期間摂取することにより生じる健康被害,すなわち慢性毒性に対する懸念が増大している。慢性毒性の中で特に問題視される発がん性の他にも,マイコトキシンは消化管,腎臓,肝臓,造血・免疫系,生殖・内分泌系臓器などに対して様々な毒性を示すことが知られ,食品や飼料の汚染によるヒトや家畜の健康障害や,農作物の破棄に伴う経済的損失は世界的な問題となっている。本稿では,マイコトキシンの各臓器に対する毒性作用について代表的な事例を紹介する。

Key words 慢性毒性/臓器毒性/消化管/腎臓/生殖・内分泌系.