日本防菌防黴学会

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防菌防黴誌(和文誌)

Vol. 40, No.6 (2012)



表 題 文化財の生物被害の現状と対策[5]
文化財に被害を及ぼす動物類(その2)
著 者 川越和四(イカリ消毒(株)技術研究所)
掲 載 防菌防黴,Vol.40,No.6,pp.361-371(2012)

文化財に被害を及ぼす動物類対策では,ガス燻蒸消毒が一般的であったが,近年ガス燻蒸消毒いわゆる駆除管理から予防管理へと考え方が移行している。その予防管理は,文化財資料への影響,人間の健康,地球環境に配慮したあらゆる手法の組合せを取り入れた防除法である。この手法が「文化財IPM」(Integrated Pest Manage-ment:総合的有害生物管理)と言われている。文化財IPMは,文化財資料や保存環境が動物類から受ける被害リスクを軽減するために,日常的に文化財資料や保存環境の情報収集を行い,整理,分類,解析をして予防管理を行うものである。ここでは,文化財IPMを実行するにあたり,情報収集,予防法,新しい防除法について提案する。

Key words 文化財保存の変革/文化財IPM/情報収集/予防法/防除法.