化粧品又は医薬部外品における殺菌・抗菌効果に関する評価としては,大きく2つの考え方に基づいたアプローチがあると思われる。一つは商品を製造し生活者が使い切るまでの品質を確保するための微生物安定性を保証する品質保証的な考え方に基づいたアプローチであり,もう一つはより積極的に商品の有効性として特徴を持たせるといった考え方に基づいたアプローチである。
本稿では,化粧品・医薬部外品の微生物測定評価法について代表的な例を紹介する。