日本防菌防黴学会

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防菌防黴誌(和文誌)

Vol. 40, No.3 (2012)



表 題 作業ならびに生活環境中の滅菌方法について -規制,将来性ならびに現在・将来の課題-
著 者 新谷英晴(中央大学理工学部)
掲 載 防菌防黴,Vol.40,No.3,pp.143-159(2012)

作業環境ならびに生活環境の燻蒸剤として現在ホルムアルデヒドが主に使用されている。厚生労働省よりホルムアルデヒドの残留規制を0.08ppmとするという基準が出されたため,基準の遵守が困難となりオゾン,過酸化水素,過酢酸,二酸化塩素に移行しつつある。現在はまだ競合状態にあるが世界的な流れから一つの方向に向かいつつある。同時に生活空間の燻蒸に他の滅菌剤の使用がなされているが,規制当局より問題視されており,それらについても記述した。

Key words Cleanroom Decontamination(クリーンルーム滅菌)/Formaldehyde(ホルムアルデヒド)/Hydrogen Peroxide(過酸化水素)/Peracetic acid(過酢酸)/Ozone(オゾン)/Clorine dioxide(二酸化塩素).