日本防菌防黴学会

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防菌防黴誌(和文誌)

Vol. 39, No.9 (2011)



表 題 蛍光in situハイブリダイゼーション(FISH)法によるカビの迅速検出(技術論文)
著 者 山村隼志,古泉綾子((株)IHI検査計測 化学環境部),石井浩介((株)IHI 化学システム開発部)
掲 載 防菌防黴,Vol.39,No.9,pp.525-530(2011)

カビの迅速検出・同定に,蛍光in situハイブリダイゼーション(FISH)法をカビ胞子の検出に適用した。当初,試料中の一部の胞子しか蛍光染色されておらず,蛍光強度も弱かったが,ガラスビーズ処理を施した結果,均一かつ検出に十分な強度での蛍光染色が可能になった。さらに18S rRNAを標的とし,1種6属のカビを個別に検出可能なオリゴDNAプローブを開発した。FISH法は,様々なカビ胞子を迅速に検出できる有用な手法となり得る。
Key words Fluorescence in situ hybridization(FISH:蛍光in situハイブリダイゼーション)/Fungi(カビ)/Rapid detection(迅速検出).