日本防菌防黴学会

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防菌防黴誌(和文誌)

Vol. 39, No.3 (2011)



表 題 くらしと微生物[5] マスク
著 者 大槻公一(京都産業大学鳥インフルエンザ研究センター,鳥取大学農学部附属鳥由来人獣共通感染症疫学研究センター)
掲 載 防菌防黴,Vol.39,No.3,pp.175-183(2011)

2009年4月下旬,メキシコで新しい人に病原性を持つ豚由来 H1N1 亜型インフルエンザウイルスが出現し,ウイルスは全世界に拡散して,国内にも侵入した。かねてよりマスクが新型インフルエンザ対策として需要が急激に増えた。一方,マスクの効果について疑問が持たれた。ここでは,抗インフルエンザウイルス活性を持つ素材の評価を行なうための著者等の実験成績について紹介し,インフルエンザウイルス感染防止に果たすマスクの役割について著者の考察を加え,評価した。
Key words Mask(マスク)/Dolomite(ドロマイト)/Copper(銅)/Anti-viral activity(抗ウイルス活性)/Anti-microbial activity(抗菌活性)/Influenza virus(インフルエンザウイルス).