日本防菌防黴学会

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防菌防黴誌(和文誌)

Vol. 39, No.1 (2011)



表 題 プラズマ滅菌・殺菌[12] 鉄蒸気を混入したアルゴンプラズマアークの紫外線殺菌効果
著 者 東 佑樹,新谷英晴,稲葉次紀(中央大学・理工学研究科),山口 透(日本電子照射サービス(株))
掲 載 防菌防黴,Vol.39,No.1,pp.35-45(2011)

食品などの殺菌方法には加熱殺菌,薬品殺菌による方法があるが,現在主流となっているのは残留性が無く耐性菌を作らないという利点があるUV殺菌である。現在,UV殺菌には水銀ランプが用いられているが,水銀ランプに含まれる水銀の毒性による環境や人体への影響が問題となっている。そこで注目されているのが,莫大な光量を放射するプラズマアークに金属蒸気を利用する殺菌方法・装置の開発である。本研究では,鉄電極を用いることで鉄蒸気混入高温アルゴンの紫外線殺菌の有用性を示した。
Key words Plasma arc(プラズマアーク)/Argon(アルゴン)/Ultraviolet disinfection(紫外線殺菌)/Emission coefficient(放射係数)/Iron vapour mixing(鉄蒸気混合).