日本防菌防黴学会

学会のご案内

関連情報

  • English
防菌防黴誌(和文誌)

Vol. 38, No.9 (2010)



表 題 プラズマ滅菌・殺菌[4] プラズマ発生ガスの相違による滅菌効果の違い
著 者 秋津哲也,平山けい子,大川博司(山梨大学大学院),清水尚博,今西雄一朗(日本碍子(株))
掲 載 防菌防黴,Vol.38,No.9,pp.597-608(2010)

大気圧プラズマを用いた滅菌処理の違いを比較した。作動気体としてヘリウム希釈酸素0.6%を用いた場合,プラスチック製キャリアならびにバチルス属芽胞形成菌の細胞質残滓など有機物負荷による滅菌の遅延が顕著に表れる。ヘリウム希釈窒素では有機物負荷による遅延が少ない。クランプを含まないバイオロジカルインジケータを用いて生存率の経時観察におけるテイリングが生じないことを確認した。
Key words Plasma sterilization(プラズマ滅菌)/Organic loading(有機物負荷効果).