日本防菌防黴学会

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防菌防黴誌(和文誌)

Vol. 38, No.3 (2010)



表 題 プリオン病とプリオン不活化法の一般知識
著 者 作道章一(琉球大学医学部保健学科生体代謝学)
掲 載 防菌防黴,Vol.38,No.3,pp.149-153(2010)

プリオンは最も不活化が困難な病原体に位置づけられ,これによる疾病を防ぐためには,プリオンを確実に不活化できる滅菌処理を適切に行うことが重要である。プリオン病及び遅発性ウイルス感染症に関する調査研究班により最近作成された「プリオン病感染予防ガイドライン2008年度版」ではプリオン不活化法として奨励される方法が挙げられている。本解説では,プリオンに関する一般知識ととともに,プリオン不活化方法について述べる。
Key words BSE(牛海綿状脳症)/Prion(プリオン)/PrPC(正常型プリオン蛋白質)/PrPSc(異常型プリオン蛋白質).