日本防菌防黴学会

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防菌防黴誌(和文誌)

Vol. 37, No.8 (2009)



表 題 新型インフルエンザの発生経緯
著 者 矢野一好((財)北里環境科学センター)
掲 載 防菌防黴,Vol.37,No.8,pp.595-602(2009)

本年4月にメキシコで発生し,2か月足らずで世界に感染拡大がみられた新型インフルエンザに関する情報をWHO,CDCおよび厚生労働省が発表したデータやコメントからまとめた。6月11日時点でWHOは,警戒水準を「フェーズ6」として警戒を強化しているが感染の拡大は依然として続いている。我が国では,大阪や兵庫を中心に感染が拡大し,全国へと感染が拡大されつつある。本稿では,これまでの感染事例についてその疫学的特徴を紹介し,予想される第2波の襲来に備えるよう警鐘を鳴らした。
Key words WHO(世界保健機関)/Novel influenza(新型インフルエンザ)/Swine influenza(豚インフルエンザ)/Epidemiological surveillance(疫学調査).