日本防菌防黴学会

学会のご案内

関連情報

  • English
防菌防黴誌(和文誌)

Vol. 37, No.7 (2009)



表 題 食品の殺菌手法-原理・特徴・現状・課題[20]物理的手法 (6)食品の高圧殺菌
著 者 林 力丸(京都大学名誉教授)
掲 載 防菌防黴,Vol.37,No.7,pp.527-532(2009)

食品の殺菌には高温度処理と同様に,高圧力処理も有効である。これは状態変換因子としての温度(T)とともに圧力(P)も使えるというもので,近年発展している新しい方法である。最大の特徴はパスカルの原理に従うこと,共有結合の変化が少ないことである。実際には,水を入れた鍋に食品を入れて下から加熱する代わりに,水を入れた強固な筒に食品を入れ水圧を上げるという方法をとる。これにより食品は加熱したのと同様な変化をするし,微生物の不活性化もおこる。ただし,加熱の変化と違い風味や色や栄養成分は生のまま保たれる。このような加圧殺菌の原理,長短所,現状,課題について述べる。
Key words 加圧殺菌/加圧食品/高圧力/圧力/非加熱殺菌.