| 表 題 |
： |
誘電泳動と位相差顕微鏡を組み合わせた新しい迅速菌数測定システム |
| 著 者 |
： |
藤原信明，増井昭彦（大阪府立産業技術総合研究所） |
| 掲 載 |
： |
防菌防黴，Vol.37, No.4, pp.263－269（2009） |
菌数測定において現在，最も普及している方法は，寒天平板培地を用いた生育菌数の計測であるが，結果の判定に２～３日を要することから，迅速な測定が望まれている。既に多くの迅速測定技術が紹介されているが，ここでは，誘電泳動現象を利用して細菌を電極に捕捉し，固定した菌を位相差顕微鏡で電極に沿って走査させながら観察，得られた画像を解析して菌数を計測する，簡易な新しい方法を紹介する。また，具体的な応用例として，培養経過における菌数の計測，ヨーグルト中および高分子エマルジョン中の菌数測定などから，その有用性を検証した。
| Key words |
： |
Rapid enumeration（迅速菌数測定）/ Dielectrophoresis（誘電泳動）/ Phase Contrast Microscopy（位相差顕微鏡）. |
|
|
|
