日本防菌防黴学会

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防菌防黴誌(和文誌)

Vol. 37, No.2 (2009)



表 題 学校の実験・実習室における細菌汚染調査(調査論文)
著 者 逵 牧子(神戸女子短期大学食物栄養学科),武政二郎,杉本智美(辻調理師専門学校),寺本忠司((株)ファルコライフサイエンス)
掲 載 防菌防黴,Vol.37, No.2, pp.99-103(2009)

学校の食品衛生学実験室および調理学実習室における実験台,調理台およびシンクの作業前と作業後の細菌汚染を調べた。さらに使用した調理器具類(まな板,包丁)の作業後,水洗後および煮沸後の生菌数を測定して殺菌効果を判定した。食品衛生学実験室の実験台3台の作業前および作業後からのふき取りによる生菌数はそれぞれ40~310/100cm2および150~920/100cm2であった。同様に調理学実習室の実験台3台からの生菌数は作業前10~60/100cm2,作業後30~920/100cm2であった。両実験室の実験台はすべて大腸菌群陰性であった。
Key words Laboratory benches(実験台)/Sinks(シンク)/Viable counts(生菌数)/Coliforms(大腸菌群)/Airborne microorganisms(空中浮遊菌).