日本防菌防黴学会

学会のご案内

関連情報

  • English
防菌防黴誌(和文誌)

Vol. 36, No.11 (2008)



表 題 製造環境内微生物の測定, 評価及び制御[7] 環境菌の滅菌剤
著 者 新谷英晴(元国立医薬品食品衛生研究所)
掲 載 防菌防黴,Vol.36, No.11, pp.791-804(2008)

環境菌の滅菌方法としては従来から主にホルムアルデヒドを用いて燻蒸・滅菌が行われていた。しかしながらホルムアルデヒド燻蒸は敬遠されつつある。それは0.08ppm という厳しい残留基準に起因している。ホルムアルデヒドの残留限度が注目されている理由は,ホルムアルデヒドがシックハウスの原因物質である可能性が考えられるためである。そこでホルムアルデヒド燻蒸に替わる滅菌方法として過酸化水素,オゾン,過酢酸/過酸化水素混液などが模索され,それらは既に実用化されているので本解説で紹介した。
Key words Sterilant / Disinfectant / Bioburden / Airborne microorganisms.