日本防菌防黴学会

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防菌防黴誌(和文誌)

Vol. 36, No.11 (2008)



表 題 最小発育阻止濃度(MIC)からの化粧品の保存効力性の予測法
著 者 谷口康将,野村重雄(御木本製薬(株)研究開発部基礎研究グループ)
掲 載 防菌防黴,Vol.36, No.11, pp.741-748(2008)

化粧品の防腐設計は,多くの場合保存効力試験によって決められる。しかしこの試験には1ヶ月を超える長期の試験期間が必要であり,実施できる試験品の数に経済的制限がある。そこで今回,抗菌剤の強さを表す最小発育阻止濃度(MIC)を用いて計算値によって保存効力の目安を立てる方法を開発した。この方法によって処方の防腐設計が効率よく出来ると期待される。
Key words Minimum inhibitory concentration(MIC, 最小発育阻止濃度)/Challenge test(保存効力試験)/Antimicrobial index(抗菌指数).