日本防菌防黴学会

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防菌防黴誌(和文誌)

Vol. 36, No.9 (2008)



表 題 抗菌製品を創る[6] 抗菌製品の使用例
著 者 小野 優(MID ファシリティマネジメント(株)),大谷勇作(メイリサーチ・インスティチュート)
掲 載 防菌防黴,Vol.36, No.9, pp.597-606(2008)

病院において抗菌製品を採用する理由としては,単に衛生的に保つということだけではなく,食中毒を含めた院内感染対策という観点からというのがほとんどである。1996年の病原性大腸菌 O―157や24時間風呂でのレジオネラ属菌の事件発生を受けて多くの抗菌素材及び製品が開発・販売されてきたが, 現在, 病院で使用されている抗菌製品にはどのようなものがあるのか, すなわち,これらの抗菌製品はどのような場所で,また物として使用されているのか,使用にあたって期待されている効果と実際に使用した場合に確認される問題とは何か,また病院で今後も必要とされる,あるいは求められている抗菌製品とはどのようなものか,などについて病院清掃(環境整備)業務を実施している側からの視点で,その使用実例の確認を含めて調査・検討した。
Key words 抗菌製品/病院/院内感染/ゾーニング/病院清掃.