日本防菌防黴学会

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防菌防黴誌(和文誌)

Vol. 36, No.2 (2008)



表 題 医薬品製造施設における防虫対策の現状
著 者 平尾素一(環境生物コンサルティング・ラボ),高橋朋也,田辺堅太郎((株)フジ環境サービス)
掲 載 防菌防黴,Vol.36, No.2, pp.107-114(2008)

医薬品に昆虫等が混入・付着した場合,回収し,公表することが定められている。清浄度の高い医薬品製造区域でも,屋内生息性の昆虫類が発生することが知られている。2005年には「無菌操作法による無菌医薬品製造指針」が発表され,その中でハイレベルな防虫管理が取り上げられている。各種手段で生息調査を行い,1日1トラップあたりの捕虫指数を算出し,管理基準値,警戒水準,処置基準,虫ごとの最大管理値を設定し,防虫管理をすることが推奨されている。内部で捕獲される主な虫類とその生態,カビ・結露対策,飛来侵入虫などの防止対策など現状を紹介した。
Key words Alert level(警戒水準)/Action level(処置水準)/Foreign material(異物)/Survey of insect fauna(昆虫相調査)/Light trap(捕虫器)/Pest-proofing(防虫)/Pest management(有害生物管理)/ Sticky trap(粘着トラップ).