日本防菌防黴学会

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防菌防黴誌(和文誌)

Vol. 36, No.2 (2008)



表 題 病院における薬剤消毒(その3)―手指の速乾性すり込み式消毒法とその消毒効果―
著 者 古橋正吉 (東京医科歯科大学)
掲 載 防菌防黴,Vol.36, No.2,pp.79-83(2008)

臨床の場においては数分以内の短時間で手指消毒を行なう機会が多い。この場合,速乾性すり込み式消毒が主流となる。本研究は,医師と看護師を対象に消毒薬(Chlorhexidine,Ethanol および超酸化水)を用い,30秒間手指すり込み消毒を行ない,フィルム培地接触法を用い減菌率から消毒効果を検討した。この結果,0.2% Chlorhexidine Ethanol 液の減菌率は平均85.1%,超酸化水は54.9%で対照の自動手洗い装置の減菌率は平均79.7%であった。
Key words Hygienic hand disinfection(すり込み手指消毒)/Surgical hand-disinfection(術前手洗い法).