日本防菌防黴学会

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防菌防黴誌(和文誌)

Vol. 35, No.12 (2007)



表 題 塩漬け野菜の保存と電子線照射における腸管出血性大腸菌, 大腸菌群と生菌数の菌数消長について
著 者 宮原美知子 (国立衛研衛生微生物部), 宮原 誠 (国立衛研食品部)
掲 載 防菌防黴, Vol.35, No.12, pp.779-783 (2007)

O157 が食塩水中, 塩漬け野菜中でどのような消長を示すのか, また, 食品中で O157 が大腸菌群, 生菌数とともにどのような消長を示すのかについて検討を行った。 電子線による食品照射の殺菌効果についても検討を行った。 その結果, 食塩水中での O157 に対する静菌効果は実験的には確かめられたが実際上効果は低いことが分かった。 冷蔵保存食品中では生菌数に影響は及ぼすが, 大腸菌群には静菌効果は低かった。 2%食塩添加した壬生菜の冷凍保存を行うと大腸菌群, 生菌数と接種された O157 菌数減少は少なかった。 O157 接種し冷凍保存した壬生菜に電子線照射 (0, 0.534, 1.097と2.639kGy) を行ったところ, 最小出力の0.534kGy においても O157 と大腸菌群の殺菌で著効を示した。 生菌数は残存数が多く, 出現集落は主に芽胞菌であった。
Key words Salted vegetable (塩漬け野菜)/E. coli O157:H7 (大腸菌O157:H7)/SPC (生菌数)/Coli form (大腸菌群)/Electron-beam irradiation (電子線照射).