日本防菌防黴学会

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防菌防黴誌(和文誌)

Vol. 35, No.7 (2007)



表 題 食品の微生物検査法と食中毒発生時の疫学調査法[8] 腸炎ビブリオおよびその類縁菌
著 者 沖津忠行 (神奈川県衛生研究所地域調査部小田原分室)
掲 載 防菌防黴, Vol.35, No.7, pp.467-476 (2007)

腸炎ビブリオは, わが国における細菌性食中毒の最も主要な原因菌のひとつとして, 食品衛生上の対策が図られている。 本稿では腸炎ビブリオの細菌学, 疫学, 生態等の概要, ならびに食品の成分規格検査と食中毒の各々における腸炎ビブリオの検査について解説した。 また, 分離培養法において腸炎ビブリオとの鑑別が必要になる類縁菌の性状, 腸炎ビブリオ病原株の同定のための PCR 法等も併せて紹介した。
Key words Vibrio parahaemolyticus (腸炎ビブリオ)/Foods (食品)/Food poisoning (食中毒)/Inspection (検査)/PCR (遺伝子増幅法).