日本防菌防黴学会

学会のご案内

関連情報

  • English
防菌防黴誌(和文誌)

Vol. 33, No.2 (2005)



表 題 室内環境中の4種類のアレルゲンの関係
著 者 濱田信夫, 宮崎竹二, 福山丈二 (大阪市立環境科学研究所)
掲 載 防菌防黴, Vol.33, No.2, pp.73-79 (2005)

 室内塵中のダニアレルゲン及びカビ数, 室内空気中のホルムアルデヒド及びアセトアルデヒドの濃度を, 96世帯について調査した。 ダニアレルゲン量はカビ数と正の相関があった。 一戸建ての場合にはカビ数がより多く, 集合住宅にはホルモアルデヒドやアセトアルデヒドの濃度がより高かった。 新しい住宅では, ホルムアルデヒドが多く, 使用と共に, ダニやアセトアルデヒドが増加する傾向が見られた。 室内の4アレルゲンを減らす方法として, 掃除と換気の大切さが確認された。 なお禁煙は, 4アレルゲンすべての抑制に有効だと考えられる。
Key words Allergy (アレルギー)/Mite (ダニ)/Mold (カビ)/Formaldehyde (ホルムアルデヒド)/Acetaldehyde (アセトアルデヒド).