日本防菌防黴学会

学会のご案内

関連情報

  • English

日本防菌防黴学会誌

Vol.48,No.2 (2020)

表題:
ここまできている微生物試験迅速化技術
[4]ロボットアームでの自動化による細菌検査の迅速化
著者:
植竹康勝((株)HERO 営業部)
掲載:
日本防菌防黴学会誌,Vol.48,No.2,pp.81−86(2020)

近年,政府が力を入れている外国人渡航者増大によるインバウンド効果をはじめとして,2020年東京オリンピック以降も製造業の生産増大が見込まれている。それに伴い,細菌検査,作業環境測定などの検査の増大も間違いない。その増大に反比例して生産人口数は減少の一途をたどっていることから,その増大に対応すべく試験の迅速化,効率化を進めることが急務となっている。そのような中で,各種検査部門におけるルーティンワークの活人省力化,自動化による効率化が最大のテーマの一つであると考えられる。
当社は,細菌検査機関各所の皆様からのアドバイスを得て,検査自動化ロボットの実現にこぎつけることができた。この経験を検査員不足に悩んでいる方々にご紹介し,迅速化ロボットへの訴求に広くご賛同を募るものとして本項のまとめを行なった。

Key words:
労働人口の減少/活人省力化/協働/働き方改革/効率化.