日本防菌防黴学会

学会のご案内

関連情報

  • English

日本防菌防黴学会誌

Vol.46,No.3 (2018)

表題:
やさしい微生物制御の基礎[23]
抗かび性試験方法
著者:
高麗寛紀(髙麗微生物研究所)
掲載:
日本防菌防黴学会誌,Vol.46,No.3,pp.105−114(2018)

微生物制御技術をこれから学ぼうとする日本防菌防黴学会員の若手技術者に向けた講座「やさしい微生物制御の基礎[23]」として抗かび加工した様々な工業製品の抗かび性試験方法を取り上げて解説した。分裂により増殖する細菌とは全く異なるかびの仲間には無性胞子,有性胞子,胞子嚢胞子,接合胞子,子嚢胞子及び担子胞子などを作り,さらに胞子が発芽して菌糸を伸長して胞子を形成する生活環を有している。工業製品の抗かび性を定量的に評価するためには胞子,発芽,菌糸の伸長,胞子形成,死滅期までの全過程に対する抗かび効果を定量的に評価することが必要である。かびの着生面積で評価するJIS Z 2911かび抵抗性試験方法,生残胞子数で評価するJIS R 1705光照射下での光触媒抗かび加工製品の抗かび試験方法及び胞子と菌糸内のATP量測定法を用いたJIS L 1921抗かび加工繊維製品の抗かび性試験方法について解説した。

Key words:
Test method of antifungal efficacy(抗かび性試験方法)/Antifungal activity(抗かび活性)/ATP luminescence method(ATP発光法)/Colony count method(コロニーカウント法)/Photocatalyst(光触媒).