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日本防菌防黴学会誌

Vol.45,No.1 (2017)

表題:
滅菌機器の規格と現状,今後の展望
1.医療機器の滅菌に関する国際規格の国内導入
著者:
佐々木次雄(武蔵野大学薬学部)
掲載:
日本防菌防黴学会誌,Vol.45,No.1,pp.41−44(2017)

ヘルスケア製品(医療機器,体外診断薬,医薬品等の総称)の滅菌には,国際規格が大きく影響している。とりわけ,医療機器の滅菌はほぼ国際規格に準拠して行われており,パラメトリックリリースや生物指標体(BI)の培養結果と滅菌バリデーションの結果に基づいた出荷方式が採用されている。一方,同様の滅菌バリデーションが行われている最終滅菌医薬品には,未だパラメトリックリリースが普及していないことは残念である。新講座「滅菌機器の規格と現状,今後の展望」が開始されるにあたり,ヘルスケア製品の滅菌及び滅菌保証に関する国際規格作成委員会(ISO/TC 198)の発足経緯,活動内容,作成された国際規格の日本への導入について解説する。

Key words:
ヘルスケア製品/医療機器/滅菌/ISO.