日本防菌防黴学会

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日本防菌防黴学会誌

Vol.44,No.8 (2016)

表題:
微生物検査データへの統計利用−難しい数式を示さず例題をもとにして− 第7章 多変量解析
著者:
高橋正弘((公財)日本食品油脂検査協会)
掲載:
日本防菌防黴学会誌,Vol.44,No.8,pp.417−430(2016)

微生物検査で得られた多元的(多変量)データを目的に沿って的確に評価する手法には多変量解析がある。
多変量解析はいろいろな基準に従ってこれら多数の変量を1つあるいは数個の変量に集約したり,背後にある現象の構造を明らかにする手法の総称である。これらの適用によって複雑な事象は単純化されてわれわれが理解できるようになる。
微生物検査データに活用できる多変量解析のうち,重回帰分析,判別分析,主成分分析,数量化理論I類,II類,III類についてはそれらの概要,適用例および例題を示し述べた。

Key words:
Multivariate analysis(多変量解析)/Multiple regression analysis(重回帰分析)/Discriminant analysis(判別分析)/Principal component analysis(主成分分析)/Hayashi’s quantification methods(数量化理論).