日本防菌防黴学会

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日本防菌防黴学会誌

Vol.44,No.6 (2016)

表題:
給食管理実習室の衛生管理システムの構築[6] 庫内温度,室内温湿度などのモニタリング
著者:
佐々木 誠,吉田恭一郎(ホシザキ電機(株) 中央研究所 開発部)
掲載:
日本防菌防黴学会誌,Vol.44,No.6,pp.325−330(2016)

大量調理施設を運営管理していく上で必要不可欠といえる温度管理システム(Hスマートバンド)について紹介する。行政による指導としては,病院や給食施設等大量に調理を行う施設では,厚生労働省が定めた「大量調理施設衛生管理マニュアル」(同一メニューを300食以上又は1日750食以上を提供する調理施設に適用)に基づいた管理が求められている。温度管理システムとして目指しているのは,「日々の温度管理業務を軽減して安全な食事の提供を支援する温度管理システム」である。温度管理・機器管理・メンテナンス管理をパソコンで一元管理し,厨房内機器温度・食材温度を確認することで,衛生管理の徹底と業務効率化を実現するシステムである。温度管理システムを導入することにより,日常の作業効率が格段にアップし,一歩進んだ安全安心が実現できると考えられる。

Key words:
温度管理/機器管理/業務効率化.