日本防菌防黴学会

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日本防菌防黴学会誌

Vol.43,No.6 (2015)

表題:
カビ検査法[4] カビ染色法
著者:
倉門早苗,杉田 隆(明治薬科大学微生物学教室)
掲載:
日本防菌防黴学会誌,Vol.43,No.6,pp.295−297(2015)

カビの同定の基本は形態学的特徴を観察することである。顕微鏡を用いて分生子などの大きさ,形状あるいは形成過程を観察することは形態学的同定に大きな情報を与える。顕微鏡観察用のプレパラート作製には,培地上の培養菌株から直接行なう場合と,スライドガラス上に寒天片をおきそこで培養するスライドカルチャーから行なう大きく2つの場合がある。さらにカビの形態をより観察しやすくするために染色を行なうこともある。本稿では,初めてカビを顕微鏡観察する人を対象にプレパラート作製法と染色法について述べた。

Key words:
プレパラート/封入液/染色液/スライドカルチャー.