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日本防菌防黴学会誌

Vol.43,No.6 (2015)

表題:
アフラトキシンM1評価書の概要と今後の規制について
著者:
小西良子(麻布大学生命・環境科学部食品生命科学科 麻布大学大学院 環境保健学研究科)
掲載:
日本防菌防黴学会誌,Vol.43,No.6,pp.289−294(2015)

アフラトキシンM1は,天然物最強の発がん物質であるアフラトキシンB1の代謝物で,哺乳動物の乳に多く分泌される。代謝産物であることからアフラトキシンB1に比べてやや発がん性は落ちるが維持している。そのため,食品,特に牛乳,乳製品などの重要危害物質であると考えられ,コーデックス委員会はもちろん,諸外国でアフラトキシンM1の規制が行われている。わが国でもアフラトキシンM1を対象に食品安全委員会でリスク評価が終わり,厚生労働省は規制値策定に着手している。また,農水省は牛乳中のアフラトキシンM1汚染の原因となる飼料中のアフラトキシンB1の規制を行っている。本稿では,食品安全委員会でのリスク評価書を基にアフラトキシンM1に関する知見を紹介し,厚生労働省が策定している規制への動向を解説する。

Key words:
Mycotoxins(カビ毒)/AflatoxinM1(アフラトキシンM1)/Aflatoxin B1(アフラトキシンB1)/Milk(牛乳)/Risk assessment(リスク評価書).