日本防菌防黴学会

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日本防菌防黴学会誌

Vol.41,No.7 (2013)

表題:
医薬品製造現場から医療現場までの水の微生物管理[7] 大阪府下透析施設の透析液システムの上流から下流までの菌数と菌叢変化
著者:
南 伸治(宝持会池田病院),大薗英一(信英会越谷クリニック),霜島正浩((株)ビー・エム・エル),武本佳昭(大阪市立大学医学部)
掲載:
日本防菌防黴学会誌,Vol.41,No.6,pp.377-384(2013)

大阪府下の154透析施設で,透析用水・原液ならびに透析液の培養を行った。8割の施設でROタンク後の透析用水からから菌が検出された。原液Bは原液Aと比べ,菌数も多く菌種も多彩であった。透析液では最下流のカプラ部で人の操作による汚染の可能性が疑われた。清潔操作を加味した清浄化策で介入し,20か月後に126施設で追跡調査を行った。どの部位も菌数は減少し菌の多様性も低下した。接触感染は認められなくなった。この結果から透析液および透析用水の生物学汚染基準要項に,生菌数のみならず菌種の同定を行うことを推奨する。

Key words:
細菌培養/菌種同定/清浄化管理/バイオバーデン/カプラ部/清潔操作.