日本防菌防黴学会

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防菌防黴誌(和文誌)

Vol. 37, No.3 (2009)



表 題 食品の殺菌手法-原理・特徴・現状・課題[11] 物理的手法 (3)食品の過熱水蒸気殺菌
著 者 荒井貴之((株)大川原製作所 産機技術部)
掲 載 防菌防黴,Vol.37, No.3, pp.203-209(2009)

粉粒体食品を対象とした殺菌方法,殺菌装置を紹介した。過熱水蒸気を用いて空気の存在しない,高圧雰囲気下で殺菌操作を行うことが最大の特徴であり,短時間(4~5秒)でありながらも有効な殺菌効果を得ることが可能である。原料に対する加熱時間が短いことは,有効成分の損失や酸化などの品質変化を最小限に抑えることに大きく貢献している。穀類,香辛料,乾燥野菜,茶類他の粉粒体食品に幅広く利用されている。
Key words Superheated steam(過熱水蒸気)/High pressure(高圧)/Short time(短時間)/High temperature(高温)/Sterilize(殺菌).