日本防菌防黴学会

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防菌防黴誌(和文誌)

Vol. 36, No.12 (2008)



表 題 浴室のカビ汚染に対する素材の影響
著 者 濱田信夫(大阪市立環境科学研究所)
掲 載 防菌防黴,Vol.36, No.12, pp.829-835(2008)

浴室のカビ汚染に対する壁や床の素材の影響を調べた。タイル壁にはカビ汚染が多いが,目地部分のセメントの pH より,目地の凹みの形状が影響していると思われる。一方,樹脂壁の場合,シリコンや軟質樹脂の継ぎ目には,石鹸やシャンプーを栄養とする Exophiala, Phoma, Scolecobasidium などのカビが優占していることがわかった。とりわけ,シリコンの場合には,カビ取り剤が効きにくい Phoma が多く生育することがわかった。
Key words Fungi/ Cladosporium/ Exophiala/ Phoma/Bathroom/pH.