日本防菌防黴学会

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防菌防黴誌(和文誌)

Vol. 36, No.10 (2008)



表 題 腋臭原因菌に対するトリクロサンとイソプロピルメチルフェノールの併用効果
著 者 遠藤祐子,岡本裕也,岡田文裕((株)マンダム 中央研究所)
掲 載 防菌防黴,Vol.36, No.10, pp.653-660(2008)

油性成分無添加及び添加条件で,皮膚常在菌に対する殺菌剤の最小殺菌濃度を測定した。その結果,腋臭原因菌である C. minutissimum に対し,トリクロサンと IPMP の併用剤は,トリオレインの有無に応じて,各殺菌剤が相補的に効果を示すことが認められた。この殺菌剤の併用技術は,発汗量や皮脂分泌量が変動する肌状態において,デオドラント剤に応用できる有用な知見であると考えられる。
Key words Triclosan(トリクロサン)/IPMP(イソプロピルメチルフェノール)/Combination effect(併用効果)/Axillary microflora(腋臭原因菌)/Deodrant(デオドラント).